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【安田記念予想】安田記念はディープの血が走りやすくなっている

  • 2024年05月31日(金) 19時00分
今週末は安田記念!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
亀谷敬正の予想を見る

ディープインパクトの血、直線が長い中距離重賞実績馬に注目


 血統を予想に活用するなら「仕組み」を考え「流れ」を見ること。常々申していることです。

 かつての安田記念は、ディープインパクト系にとって鬼門のレース。2014年〜2019年の安田記念はディープインパクト系の産駒が勝利したのは2017年のサトノアラジンのみ。同馬はディープインパクト系の中では異質なタイプで、芝1800m以上の重賞勝利はなし。芝1400m以下で複数の重賞を勝っていた馬。ディープインパクト系は直線の長い中距離重賞を得意としますので、異質な戦歴の馬でした。

 ところが、2020年以降の安田記念は「流れ」が一変。ディープインパクト系の馬が4連勝中。2021年は父ディープインパクト系が1、2着。ディープインパクト産駒のためのレースとなってしまいました。

 2020年以降、それまで不振だったディープインパクトの血が逆に有利になったのは、馬場とレースの流れが明らかに変わったから。

 以前の安田記念よりもゆったりタメて追走させて、そのエネルギーを直線で解放した際のスピードに優れる馬の方が走りやすくなったのです。以前の馬場の方が、道中の追走でエネルギーを消費しやすい馬場だったともいえるでしょう。

 21年から3年連続で馬券になったシュネルマイスターもゆったりと追走する流れが得意なドイツ血統。芝1800m重賞勝ち馬で、芝1200mでは惨敗した中距離指向の馬でした。

 今年の安田記念も過去10年などの集計ではなく、「流れ」を重視すれば、ディープインパクトの血を持つ馬、中距離重賞でタメて伸ばす競馬で力を発揮できるタイプの馬。すなわち、直線が長い芝1800m以上の重賞で好走歴のある馬が有利になるのではないでしょうか。

 直線が長い芝1800m以上の中距離重賞で3着以内の実績があるのは、エルトンバローズ、ナミュール、ジオグリフ、ステラヴェローチェ。

 このうちエルトンバローズ、ステラヴェローチェはディープインパクトの孫。ナミュールは父がハービンジャー。今年のオークス勝ち馬チェルヴィニアも同種牡馬の産駒であり、前出のシュネルマイスターも同系のダンチヒ系。母父ダイワメジャーは自身も産駒も東京マイルGIでの実績馬。2020年以降の東京マイルGIでも4頭の連対馬を出しています。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正の安田記念予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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