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佐々木師「全10場重賞制覇」への強い意志/トレセン発秘話

東京スポーツ
  • 2017年08月23日(水) 18時00分
 昨年4月の福島牝馬Sマコトブリジャールで制し、JRA全10場重賞制覇を成し遂げた鮫島調教師。実はレース前もレース後も、その記録に関して全く認識していなかったという。

「当日は報道陣の人も知らなかったんじゃないかな。だって勝った後に何も聞かれなかったからね。自分もそんなことは全く思ってもいなかった」(鮫島調教師)

 そんな平常心が史上5人目となる偉大な記録達成のアシストになったのかもしれない。

 一方、一昨年8月に小倉サマージャンプアップトゥデイトで勝ってリーチをかけて以来、全10場重賞制覇を強烈に意識してきたのが佐々木調教師。昨夏も当コラムで「取れるものなら取ってみたいし、いつでも新潟は狙っている」と、記録コンプリートを狙う強い意志を紹介させてもらった(残念ながら昨夏は新潟ジャンプSアップトゥデイト8着、新潟2歳Sアンジュシャルマン10着に終わったが…)。

 そんな飽くなきチャレンジ精神に満ちた佐々木調教師が、今年も新潟2歳Sに管理馬コーディエライトを出走させる。当然、勝負がかりの采配だ。

「仕上がりですか? いいですよ。毛ヅヤ、馬体の張りともに上々です。先生の10場制覇? もちろん、その記録を達成できれば最高です。ちなみに僕自身の初重賞もかかっているんですけどね」と、はにかみながら話すのは担当の高木助手だ。

 新馬戦3着敗戦からの未勝利戦1秒差圧勝の変わり身を「距離が延びたのが良かったんでしょう。(初戦の)1200メートルは忙し過ぎました」と説明した後は「これまで新潟2歳Sを逃げ切った馬はいないみたいですけど、そういうジンクスは破られるためにあるものでしょ。ここも自分のレースをすればいいんじゃないかと思っています」

 レース史上(新潟3歳S当時は除く)初の逃げ切り勝ちが決まった時…佐々木調教師の悲願(と高木助手の初重賞V)が達成されることになる。

(栗東の坂路野郎・高岡功)

東京スポーツ

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