重賞初戴冠に向けて、軽快なフットワークを見せつけた。
デウスウルトは荻野琢(レースは川田)を背に、函館Wを単走。左ステッキに反応してしまいを伸ばし、5F68秒6-38秒0-12秒7をマークした。
平田師は「ある程度の負荷はかけられた。いい感じ」と納得の笑みをこぼす。前走(
新潟大賞典13着)後は放牧を挟んで8日に函館入り。「気の細かい馬なので、滞在競馬はいいと思う」と期待を込めた。
先週の
七夕賞は同厩の
グランデッツァが、川田のエスコートで見事にVを成し遂げた。今週も平田厩舎&川田のコンビで決めたいところだ。
とりわけ、鞍上にとっては史上4人目の
JRA全10場重賞制覇が懸かるとあって、力が入る一戦に違いない。「デウスが重賞を勝つことが何よりも大事。僕は
オマケみたいなもの」と川田は謙遜しつつ「前走はコース形態が合わなかった。コーナー4つの方がリズムを取りやすい。いい内容で競馬ができれば」と意欲満々。相棒の力を存分に引き出して、記録達成といきたい。
ダービーフィズは函館Wで5F67秒9-39秒0-12秒7を計時。
メイショウスターク(3歳未勝利)を2馬身追走し、1馬身先着した。「そんなにやらなくてもいいという指示だった。乗りやすい馬」と岩田。小島太師は「気合が乗っていて雰囲気は悪くない。相手は骨っぽいが、54キロなので良馬場でうまくはまれば勝負になるのでは」とレースが楽しみな口ぶりだった。
提供:デイリースポーツ