スマートフォン版へ

【オークス】シンハライト真価見せる 1強ムードも油断なし

デイリースポーツ
  • 2016年05月19日(木) 06時59分
オークス・G1」(22日、東京)

 桜花賞2着のシンハライトが18日、栗東坂路でシャープな動きを披露。好調をアピールした。桜花賞は約2センチ差で涙をのんだが、桜の女王が不在の今回はきっちりとタイトルをつかむ。桜花賞3着馬アットザシーサイドはしまい重点の内容。こちらも軽快な動きで態勢は万全だ。なお、枠順は19日に確定する。

 既に臨戦態勢は整っていた。桜花賞2着のシンハライトの最終リハは、池添を背に栗東坂路でキングカヌヌ(4歳500万下)との併せ馬。序盤は外ラチ沿いを走る“先導役”のペースに合わせ、徐々にピッチを上げる。ラスト1Fもほぼ馬なりだったが、自らギアを上げて楽々と僚馬をパス。最後までノーステッキのまま4F53秒6-39秒2-12秒8をマークし、1馬身半先着を果たした。

 手綱や背中から伝わるパートナーの感触に、鞍上は「“輸送もあるし、馬任せでいい”という指示。最後1Fは本当に何もしていませんが、しっかりハミを取ってくれていましたね」と表情は明るい。4Fの距離延長で初の2400メートル戦になるが、「落ち着きが出てきて大人になってきました。折り合いも大丈夫そう。馬の後ろにいれれば問題ないと思う」と手応えは十分だ。

 石坂師も「1週前に強い負荷をかけた。きょうも軽いわけじゃないが、あまり速くならないようにはした。桜花賞が一番いい出来だったのでそれ以上とは言いづらいけど、いい状態をキープしている」と合格点を与える。前走後は約1週間、滋賀県のノーザンファームしがらきでリフレッシュ放牧。「万全の状態で競馬に行ける」と胸を張った。

 桜花賞は勝ったジュエラーから、わずか2センチの差で2着と惜敗した。今回はその桜花賞馬が故障で戦線離脱し、2歳女王メジャーエンブレムもNHKマイルC(1着)へ向かったことでライバル不在の一戦。それでも、池添は「みんなが勝ちたいレース。そんなに簡単じゃない。シンハライトはG1馬ではないし、受けて立つ立場ではない」と気を緩めることはない。

 自身も今年は桜花賞以降、2着3回、3着1回とG1に縁がないが「勝ちたい。そのひと言だけです」と強い気持ちで臨む。デビュー前の函館で騎乗し「柔らかくて、バネがあり、乗っていて気持ちがいい。すごい素質を持った馬。完成度は高い」とほれ込んだ逸材。「悔しさを晴らせるのは、この舞台だけと思っていた」。執念の手綱さばきで、必ず樫の女王へとエスコートする。

提供:デイリースポーツ

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す