04年京王杯ス
プリングC(GII)など、重賞3勝を挙げた
ウインラディウス(牡8、美浦・
藤沢和雄厩舎)が、1月28日に行われた
東京新聞杯(GIII-11着)のレース中に鼻出血を発症し、そのまま引退することになった。今後は新冠・優駿スタリオン
ステーションにて種牡馬にとなる予定。
ウインラディウスは、
父サンデーサイレンス、
母ジョウノマチエール(
その父マルゼンスキー)という血統。近親には、99年
オークス(GI)馬
ウメノファイバー(
父サクラユタカオー)、95年
セントライト記念(GII)を制した
サンデーウェル(
その父サンデーサイレンス)がいる。
00年8月の3歳新馬(札幌・芝1200m)でデビューし2着。2戦目は格上挑戦で
クローバー賞(OP)へ出走し、後方から差し切って初勝利を挙げた。朝日杯3歳S(GI)は3番人気に支持されたが8着に敗れ、その後は1年8ヶ月レースから遠ざかっていた。02年は未勝利に終わったが、03年は条件戦で4勝し、04年
東京新聞杯(GIII)で重賞初制覇。
ダービー卿チャレンジT(GIII-3着)を挟み、京王杯ス
プリングCも制した。05年10月には富士S(GIII)を快勝、重賞3勝は全て東京で決めている。通算成績32戦9勝。