4日、小倉競馬場で行われた
小倉大賞典(GIII・芝1800m)は、
川田将雅騎手騎乗の11番人気
メジロマイヤー(牡7、栗東・田島良保厩舎)が好スタートから先手を奪うと直線も粘り込み、追い上げる1番人気
エイシンドーバーを1/2馬身退けて優勝した。勝ちタイムは1分47秒2(良)。さらに1.3/4馬身差の3着には2番人気
メイショウカイドウが入った。
勝った
メジロマイヤーは、
父サクラバクシンオー、母は
JRA・3勝の
メジロエルナス(
その父サッカーボーイ)という血統。01年9月に阪神でデビュー。3戦目に初勝利を挙げると、02年
きさらぎ賞(GIII)まで3連勝を飾り、
皐月賞(18着)、
NHKマイルC(12着)とGIに挑戦。
ファルコンS(GIII-16着)の後、9ヶ月の休養を挟み、03年は
愛知杯(GIII)で3着に入るなど、芝の中距離路線でコンスタントに活躍。再び5ヶ月の休養の後、04年には
道頓堀S(1600万下)、
オーストラリアT(OP)と連勝。
安田記念(GI-18着)挑戦後は故障のため、またしても18ヶ月の長期休養を余儀なくされ、05年12月に復帰した後は、前々走の
中日新聞杯(GIII)、前走の2005
ファイナルS(OP)で共に14着と、結果を出せずにいた。通算成績27戦6勝(うち重賞2勝)。
鞍上の
川田将雅騎手は、これが
JRA重賞初勝利。04年デビューの同期では、05年
京都牝馬S(GIII)を制した
藤岡佑介騎手に続き2人目の重賞制覇となった。管理する田島良保調教師は同レース初勝利で、
JRA重賞は03年
日経新春杯(GII)を
バンブーユベントスで制したのに続き、通算5勝目。