12日、東京競馬場で行われた
ダイヤモンドS(GIII・芝3400m)は、藤田伸二騎手騎乗の3番人気
マッキーマックス(牡6、栗東・
藤原英昭厩舎)が、好位追走から直線内から伸び、後ろから迫る7番人気
メジロトンキニーズに2.1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは3分30秒3(良)のレコード。さらにクビ差の3着には9番人気
トウカイトリックが入った。
勝った
マッキーマックスは、
父ダンスインザダーク、
母クリアーチャンス(
その父ディクタス)という血統。牝系に04年
天皇賞・春(GI)など重賞現4勝(交流重賞2勝)を挙げている
イングランディーレ(牡7、美浦・清水美波厩舎)、00年
毎日王冠(GII)など重賞3勝を挙げた
トゥナンテがいる。02年12月の中京でのデビュー戦(芝1800m)を7馬身差の圧勝で飾ったが、続く
シンザン記念、
きさらぎ賞、
毎日杯(すべてGIII)では2着、3着、4着と勝ち切れないレースが続いた。その後は休養に入り、
神戸新聞杯(GII-7着)の後、臨んだ
菊花賞(GI)では5着だった。04年1月の寿S(4歳上1600万下)で久々の勝利を挙げるも、その後は長いスランプが続いた。前走の
万葉S(OP)では久しぶりの長距離戦で3着と好走していた。通算成績17戦3勝(重賞1勝)。
鞍上の藤田伸二騎手、管理する
藤原英昭調教師共に同レース初制覇。藤田伸二騎手は
パーソナルラッシュで制した05年
エルムS(GIII)以来となる
JRA重賞制覇で通算67勝目。
藤原英昭調教師は、
エイシンツルギザンで制した03年
ニュージーランドT(GII)以来の
JRA重賞制覇で通算6勝目となった。