18日、東京競馬場で行われたクイーンC(3歳牝、GIII・芝1600m)は、
C.ルメール騎手騎乗の1番人気
コイウタ(牝3、美浦・
奥平雅士厩舎)が道中は好位を追走し直線で末脚を伸ばすと、6番人気
アサヒライジングを1/2馬身差捉えて優勝した。勝ちタイムは1分35秒6(良)。さらにハナ差の3着には11番人気
マチカネタマカズラが入った。
勝った
コイウタは、
父フジキセキ、
母ヴァイオレットラブ(
その父ドクターデヴィアス)という血統。伯母に01年
スワンS(GII)など重賞3勝を挙げた
ビハインドザマスク(
父ホワイトマズル)がいる。昨年7月の2歳未勝利(福島・芝1200m)で初勝利、続く
カンナS(OP)も制して重賞路線に乗った。
京王杯2歳S(GII)では3着、
阪神ジュベナイルF(GI)では6着と敗退が続いていたが、前走の
菜の花賞(OP)を制して3勝目を挙げていた。通算成績7戦4勝。
鞍上の
C.ルメール騎手は、
ハーツクライで制した昨年12月の
有馬記念(GI)以来の重賞制覇で通算2勝目。管理する
奥平雅士調教師は05年1月の開業以来初の重賞制覇となった。なお、
フジキセキ産駒は、4週連続の重賞制覇となった。