「
日本ダービー・G1」(28日、東京)
クラシック2冠奪取を見据え、
皐月賞馬
アルアインが18日、栗東CWで快活な動きを披露。理想的なラップを刻んで1週前リハを終えた。ここにきての成長力は、池江師が三冠馬
オルフェーヴルを引き合いに出すほど。府中決戦に向けて視界は極めて良好だ。
皐月賞ウイナーとなった
アルアインが栗東CWで躍動。プレリハーサルを順調にこなして2冠制覇への距離を着実に縮めた。
ステイインシアトル(6歳オープン)を前に見ながらス
トライドを伸ばす。間合いは絶妙。力んだ様子もない。スムーズに加速して僚馬を射程圏にとらえ、最後はスッと半馬身前に出た。刻んだタイムは6F81秒5-38秒1-11秒8。理想的な形で1週前調教を打ち上げた。
「抜け出してフワッとするところは前走同様でしたが、気になるような感じではなかったですね。前走よりも素軽くなっている印象」。コンタクトを取った松山は、落ち着いた口調で動きを分析。「左回りは初めてですが、気になるような感じもありません」と続けた。
見守っていた池江師も順調さを確認。「腰がしっかりして、普通キャンターの走りも違ってきています。
オルフェーヴルも1週前に急激に成長して
皐月賞以上になりましたが、
アルアインもここにきての成長力がすごい」と、三冠馬を引き合いに出して進化に言及した。1冠を勝ち取ってから約1カ月。成長曲線にうれしい角度がついてきた、ということなのだろう。レースレコードで混戦を断った4・16から頂上決戦となる5・28へ。スキルを上げた
皐月賞馬が世代の頂点を狙う。
提供:デイリースポーツ