東京11Rの
安田記念(3歳以上GI・芝1600m)は7番人気
サトノアラジン(
川田将雅騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分31秒5(良)。クビ差の2着に8番人気
ロゴタイプ、さらにクビ差の3着に3番人気
レッドファルクスが入った。
サトノアラジンは栗東・
池江泰寿厩舎の6歳牡馬で、
父ディープインパクト、
母マジックストーム(母の
父Storm Cat)。通算成績は25戦8勝。
〜レース後のコメント〜
1着
サトノアラジン(
川田将雅騎手)
「去年から乗せて頂いて、なかなかGIで結果を残すことが出来ませんでしたが、ようやく勝つことができました。馬場も枠順もこの馬に向いてくれて、折り合いもスムーズにリズムよく運ぶことができました。4コーナーでは手応え十分でしたし、前の
ロゴタイプは気にせずにこの馬の競馬をすることだけを考えていました。時間がかかりましたが、ようやくGIを勝つことができて嬉しいです。枠順や流れ、いろいろと注文はつきますが、次のGIでもこの馬の能力を発揮できるように頑張りたいです」
(
池江泰寿調教師)
「これだけの馬を預けていただいて、GIを勝たせられなかったら調教師失格だと思っていました。勝てて本当に嬉しいです。前走は、道悪などいろいろなことが重なり9着でしたが、状態が悪かったわけではありません。天気にも恵まれ、馬場も良く、枠順も外と今日はいい条件がそろっていましたから、きっとやってくれると思っていましたし、楽しみにしていました。これまで1400mの前哨戦を勝って、1600mのGIで負けていましたから、距離適性のことを言われてきましたが、自分としては、そんなことはないと思っていました。今日の勝利でそれを証明できました。この後のことは、現時点では明言できませんが、オーナーと相談して決めていきたいと思います」
2着
ロゴタイプ(
田辺裕信騎手)
「負けはしましたが、調教の段階から調子が良くて、自分のレースができました」
3着
レッドファルクス(M・デムーロ騎手)
「すごく頑張ってくれました。1600mはギリギリです。スタートは出ましたが、リズムが大事な馬で折り合いはつきました。3〜4コーナーは馬場の悪いところを通ってしまいました。直線はなかなか前が開かずに我慢する形になって、外に出してから頑張ってくれました」
4着
グレーターロンドン(
福永祐一騎手)
「スタートして上に出る形はいつも通りでした。ジッとしていても厳しいですし、促して行きました。普段と違う形でもひるまずに脚を伸ばしてくれました。初のGIでも上位争いをしてくれましたし、GIでもやれると思います」
5着
エアスピネル(
武豊騎手)
「4コーナーで前に
レッドファルクスに入られたのが痛かったです。勢いがあっただけにあのワンプレーが無ければ、勝てていたかもしれないです」
6着
ビューティーオンリー(Z・パートン騎手)
「とても残念です。道中は上手く運べましたが、最後に止まってしまいました。レース前から少しナーバスになっており、初めてのコースだったことが影響したのかもしれません」
(A・
クルーズ調教師)
「直線になってからいつものような加速が見られませんでした。初めての左回りで手前を上手く替えられなかったのかもしれません。良い経験になったと思います。来年も挑戦したいと思います」
7着
ステファノス(
戸崎圭太騎手)
「思い通りのレースができました。距離の戸惑いがありました。GIですからね…。時計が速いのもあったと思います」
8着
イスラボニータ(C・
ルメール騎手)
「馬は元気でした。良いポジションでしたが、スペースがありませんでした。残り150mで前が開いたときには遅かったです」
10着
コンテントメント(J・モレイラ騎手)
「スタートも良く、道中もスムーズに競馬ができました。直線を向いてスパートし、馬は良く伸びておりベストな走りができました」
(J・サイズ調教師)
「ゲートを上手く出て前につけることができました。道中もスムーズに集中して走っていましたが、直線では不利もありポジションを下げざるを得ませんでした。あれがなかったらもう少し接戦に持ち込めたかもしれませんが、東京競馬場には彼(
コンテントメント)よりベターな馬がいたということでしょう」
18着
ブラックスピネル(
松山弘平騎手)
「前目の位置につけましたが、流れも厳しくて早めに苦しくなりました」
ラジオNIKKEI