26日、中京競馬場で行われた
高松宮記念(GI、芝1200m)は、
柴田善臣騎手騎乗の4番人気
オレハマッテルゼ(牡6、栗東・
音無秀孝厩舎)が好位追走から直線抜け出し、2番人気
ラインクラフトをクビ差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分08秒0(良)。さらに1.3/4馬身差の3着には3番人気
シーイズトウショウが入った。
勝った
オレハマッテルゼは、
父サンデーサイレンス、
母カーリーエンジェル(
その父ジャッジアンジェルーチ)という血統。全姉に98年阪神牝馬特別と99年
マイラーズC(共にGII)を制した
エガオヲミセテ、叔母に96年
オークス、97年
天皇賞・秋(共にGI)優勝の
エアグルーヴ、従妹に03、04年の
エリザベス女王杯を連覇した
アドマイヤグルーヴ、祖母に83年
オークス馬
ダイナカールがいる。03年5月にデビューし、4戦目に初勝利。芝の中距離でコンスタントに好走し、05年京王杯ス
プリングC(GII)2着の後、
安田記念に出走(11着)。06年
京都金杯(GIII)では1番人気に推されるも9着に敗れ、続く
東京新聞杯(GIII)は2着。前走の
阪急杯(GIII)は3着で、今回、重賞制覇がGI勝利となった。通算成績26戦8勝。
鞍上の
柴田善臣騎手は、00年の
高松宮記念を
キングヘイローで制して以来、6年ぶりの
JRA・GI制覇で通算6勝目。
JRA重賞は、
シルクフェイマスで制したアメリカJCC(GII)に続き今年2勝目(通算69勝目)。管理する
音無秀孝調教師は今年の
JRA重賞2勝目で、通算では18勝目。
リンカーンで制した
日経賞(GII)に続く2日連続の重賞制覇で、GIは初勝利となった。