28日、東京競馬場で行われた
日本ダービー(3歳、GI・芝2400m)は、
石橋守騎手騎乗の1番人気
メイショウサムソン(牡3、栗東・瀬戸口勉厩舎)が道中は好位を追走、4角から徐々に進出し、直線逃げ粘りを図る4番人気
アドマイヤメインをクビ差捕らえて優勝した。勝ちタイムは2分27秒9(稍重)。さらに2馬身差の3着には7番人気
ドリームパスポートが入った。2番人気
フサイチジャンクは11着。3番人気
アドマイヤムーンは7着にそれぞれ敗れた。
勝った
メイショウサムソンは、
父オペラハウス、
母マイヴィヴィアン(
その父ダンシングブレーヴ)という血統。伯母に95年
七夕賞(GIII)3着の
ノーザンプリンセスがいる。デビュー3戦目で初勝利を挙げると、その後も堅実な走りを続け、
スプリングS(GII)で重賞初制覇。
皐月賞(GI)は6番人気ながら好位から押し切る競馬で制しており、今回は1番人気に応えて二冠を達成した。通算成績11戦6勝(重賞3勝)。昨年の
ディープインパクトに続き、牡馬クラシック二冠馬が誕生。また、史上初の小倉デビュー馬によるダービー制覇となった。
鞍上の
石橋守騎手は、初の
日本ダービー制覇でGI・2勝目(重賞12勝)。管理する瀬戸口勉調教師は03年
ネオユニヴァースで制して以来、同レース2勝目でGI・14勝目(重賞50勝)となった。