7月22日(日)の新潟5R・芝1800mに出走する
ナンヨーケンゴー(牡2・
斎藤誠厩舎/
父タニノギムレット)について、柴田未崎調教助手のコメント。
「今日は南ウッドチップコースで併せ馬での追い切りでした。併せた古馬をあおっていたように、動きは良かったですね。トレーニングセールの出身馬ということである程度仕上がっていましたし、トレセンに来てからもゲート試験にも一発で合格して、その後の調整も順調に来ています。特に悪さをするわけでもなく、とても扱いやすい馬です。乗ってもコントロールがきくタイプですから折り合いもつきますね。この時期の2歳馬にしては体もしっかりしていて、飼葉食いも良いですよ。あっという間に平らげてしまいます(笑)。トビがきれいなので、芝も合っていると思います。キレる脚を使える馬ですので、レースが楽しみですね」
馬房をのぞくと、おっとりした表情でこちらに顔を向けてきた。そのあどけない素顔とは裏腹に、走ることに前向きな
ナンヨーケンゴー。追い切りに騎乗した
柴田善臣騎手の感触も良かったというから、デビュー戦での走リにも期待がかかる。
同じレースに出走予定の
フェートグランド(牡2・
武藤善則厩舎/
父ハーツクライ)は、重賞2勝(
京成杯、
セントライト記念)を挙げている
フェイトフルウォー(牡4)の半弟だ。管理する
武藤善則調教師に話を聞いた。
「日曜日にポリトラックで速いところをやっていますから、今日はウッドチップコースで、この馬が先行して、最後は併入の形で追い切りました。動きは良かったですね。ヤンチャなところがある血統のようですが、肝心なところでは我慢できています。現在の体重が460〜470kgくらいですが、本来は480kg以上あってもいいと思います。男馬の割には、神経質な面がありますので、それが影響して、体重的にはギリギリなのかもしれません。心身ともにパンとしてくれれば、将来はかなり楽しみな馬ですよ。スタミナもありますね。距離はいくらあってもいいというタイプです。新馬戦で良い結果が出れば、将来が本当に楽しみです」(取材:佐々木祥恵)