土曜日の新潟11R長岡S(3歳以上1600万下・芝1400m)に出走予定の、
バウンシーチューン(牝4/
田島俊明厩舎)と
ダンスファンタジア (牝4/
藤沢和雄厩舎)について、陣営に話を聞いた。
バウンシーチューンは、坂路で併せ馬で追い切られ、50.3-36.8-23.9-11.9秒のタイムをマーク。管理する
田島俊明調教師のコメント。
「前走(関ヶ原S/芝2000m・11着)は状態も良かったですし、プラス体重も成長分という感じでしたから、期待をしていたのですが、結果がともないませんでした。昨年の
オークスで骨折をして以降、しまい伸びてくるという、この馬らしいパフォーマンスを見せられなくなっていますね。それに競馬に行くと、緊張してしまうのか、イレ込んでしまい、最後バテてしまっているようです。
今日の追い切りは、昨日の雨で馬場が適度に湿っていたこともあって、時計が速かったですね。騎乗した中谷騎手は掛かると言っていましたが、乗った感触は良かったようです。これだけ動けますし、状態は良いと思いますよ。走っている最中に、舌がノドの奥に入ってしまい、苦しくなるようなので、今回は舌を縛ってレースに臨む予定です。能力的には、もっと走っていい馬ですし、距離短縮が良い方に出て、スムーズな競馬ができれば、もっとやれてもいいと思います」
3歳春は、
フローラS(GII)に勝ち、
オークスにも駒を進めたほどの馬。復活を期待したいところ。ちなみに同馬の性格は「普段は大人しいですが、ブラッシング中に、気に入らないところに触れられると、素早い蹴りが飛んできます。
クリクリした可愛い目をしていますけど、見かけよりは、力がありますよ(笑)」(田島調教師)とのことで、素顔はお転婆な女の子のようだ。
ダンスファンタジアを管理する、
藤沢和雄調教師のコメント。
「札幌の芝1200mのレースを使おうと考えていましたが、除外になる可能性がありましたので、新潟のこのレースを使うことにしました。ここまで順調に調整できていますよ」
藤沢厩舎の葛西成人調教助手のコメント。
「福島の前2走(
福島民友C、
テレビユー福島賞、ともに1200m)は外々を回らされ、展開も厳しかったですね。それでも2戦続けて4着と、力を見せてくれました。中間は短期放牧に出しましたが、その間もしっかり乗り込んでいますし、調教量も十分だと思います。今回は1400mに距離が延長されますが、この馬には丁度いい距離ですし、流れに乗って競馬ができそうですね。56キロとハンデは見込まれた感がありますが、地力は上位なので、頑張ってほしいです」(取材:佐々木祥恵)