昨秋の
京都大賞典以来となるタイトルを狙う
メイショウカンパクの最終リハは、栗東坂路で
ウインアルエット(4歳500万下)と併せ馬。テンはゆったり入ると、スムーズな前さばきで力強くウッドチップをかき込む。徐々にスピードに乗り、ラストはハミをかけられたのを合図にグイッとひと伸び。一瞬で僚馬を置き去りにして、4F56秒3-40秒8-12秒8で1馬身先着を決めた。
全体時計こそ平凡ながら、オンとオフのメリハリの利いた内容。追い切りに騎乗した
高橋亮師も「馬場を考えれば全体はあんなもの。しまいは12秒8と動けていたし、反応も良かった。仕上がりは悪くないよ」と好感触だ。また見届けた荒川師も「いい動きをしていた。一杯一杯でもなかったし、良かったと思う」と納得の表情を見せた。
「ペースがどうかというのもある。どうしても(脚質的に)展開に左右されるところがあるからね。ハンデも少し重いし、そのへんもどうか」と慎重な姿勢を崩さないが、京都芝2400m戦は重賞初制覇を決めた験のいい舞台でもある。自慢の末脚を武器に重賞V2を決め、さらなる飛躍への足掛かりにしてみせる。
提供:デイリースポーツ