9日、中山競馬場で関東圏で唯一の「
桜花賞トライアル」
アネモネS(3歳・牝・OP・芝1600m)が行われ、道中は中団のインコースに控えた
三浦皇成騎手騎乗の2番人気
クラウンロゼ(牝3、美浦・
天間昭一厩舎)が3〜4コーナーで外目に持ち出されると、坂を駆け上がりっての残り50mで好位追走から直線半ばで先頭に立った3番人気
ジーニマジック(牝3、美浦・
小笠倫弘厩舎)を捕らえて差し切り、3/4馬身差をつけ優勝。勝ちタイムは1分34秒7(良)。この2頭が、4月7日に行われる
桜花賞(GI)への優先出走権を獲得した。
さらに1.1/4馬身差の3着に、早め先頭から粘り込みを狙った1番人気
サクラディソール(牝3、美浦・
尾関知人厩舎)が入った。
勝った
クラウンロゼは、
父ロサード、
母ヒシアスカ、
その父ヒシアケボノという血統。重賞初勝利を飾った前走・
フェアリーSでの逃げ切りとは一転し、ここは陣営の宣言通りに好位に控える競馬でゴール前できっちりと先行2頭を捕らえての差し切りV。前走からの成長をアピールし、本番
桜花賞へ向けても収穫十分となるデビューから無傷の3連勝を達成した。
【勝ち馬プロフィール】
◆
クラウンロゼ(牝3)
騎手:
三浦皇成厩舎:美浦・
天間昭一父:ロサード母:ヒシアスカ母父:ヒシアケボノ馬主:矢野恭裕
生産者:カミイスタット
通算成績:3戦3勝(重賞1勝)
主な勝ち鞍:2013年
フェアリーS(GIII)