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肺出血のオルフェーヴル池江師「凱旋門賞という目標は変わらない」

  • 2013年06月14日(金) 12時00分
 宝塚記念ファン投票1位のオルフェーヴル(牡5歳、栗東・池江)が、13日の1週前追い切り後にEIPH(運動誘発性肺出血)を発症していることが判明。池江師は緊急記者会見を開き、出走を回避することを発表した。近日中に滋賀県のノーザンファームしがらきへ放牧に出される予定。凱旋門賞・仏GI(10月6日・ロンシャン、芝2400m)への出走に関しては、今後の状態を見て判断される。

 突如、アクシデントに見舞われた。緊急に開かれた記者会見で、池江師は「1位の支持をいただいて、何とかオルフェの強い姿を見せたいと思っていたが、このままでは不可能と判断。回避させていただくことにしました」と無念の表情。昨年暮れの有馬記念に続くファン投票1位での出走回避に肩を落とした。

 13日に行われた1週前追い切りでは、栗東坂路で併せ馬を敢行。ラスト300mでゴーサインが出されると、一瞬にしてパートナーを突き放した。4F52秒5-38秒6-12秒5を記録し、軽々と2馬身先着。感触を確かめた池添は「1週前としては申し分ない。出来上がっているという感じですね」と仕上がりの良さに笑顔をのぞかせていた。

 しかし、追い切り後に異変が起こった。息遣いが普段と比べて荒い。「実際、せきなどもあり、普通じゃないな、と。検査をしたところ、肺からの出血が認められました」。出走制限にあたるほどの症状ではなかったが「1週間ちょっとでベストのコンディションに持っていくのは物理的に無理」と出走回避を決断した。

 EIPHは出血の量が多ければ鼻出血につながるが、幸い内視鏡での検査では鼻出血の症状は見られなかった。「初期の段階であれば、2週間ほどで血管は修復するし、元のパフォーマンスができる。僕の経験上(今のオルフェは)再発を防げる範囲」と説明した。

 今後ローテーションについては「全くの白紙、オルフェーヴルの体調を見ながらオーナーサイドと相談して決めたい」と前置きした上で「僕自身は凱旋門賞という目標は変わらない」と胸の内を明かした。今後のスーパーホースの動向に注目が集まる。

提供:デイリースポーツ

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