ダコールは栗東坂路で4F54秒2-38秒5-12秒6。全体時計としては目を引くものではないが、しまいをきっちりと伸ばして状態の良さをアピールした。中竹師は「キビキビとした、いい動きでした。(放牧先の)大山でもしっかりと調教をやっていたし、前走ぐらいの状態で出せると思います」と満足げな笑みを浮かべた。
2番人気に推された前走の
七夕賞は、大外を猛然と追い上げたものの5着。「良馬場発表だったけど、雨の影響でスピードがまともに殺される馬場だったからね…」と振り返る。小倉の芝は、3走前の
小倉大賞典2着を含めて[2-2-0-0]と完全連対。相性のいい舞台で反撃といきたいところだ。
「コースの広い狭いは関係がないが、小倉の野芝が合っているんでしょうね。今回もチャンスはあると思う。馬場状態さえ良ければ、重賞Vに近づけるのでは」と指揮官は腕まくり。持ち前の鋭脚を発揮し、無冠返上を成し遂げる。
14番人気の
七夕賞で3着に奮闘した
タガノエルシコは、栗東坂路で4F54秒0-39秒0-12秒4をマーク。切れのある動きで、8歳馬が目下の好調ぶりを余すことなく伝えてきた。「動きは良かったですし、いい状態で送り出せそうです」と宮師はうなずく。「良馬場だと切れるのでうまく立ち回れれば」と再度の一発を狙っていた。
提供:デイリースポーツ