“中央包囲網”の突破はならなかった。史上初の地方馬による
JRA・芝GI制覇を目指した川崎の
プレイアンドリアルは7着。好位を追走したが、残り1Fで馬群にのみ込まれた。柴田大は「ムキになって走っていた。もっと
リラックスして走ることができればいいんですが…」と悔しそうに唇をかんだ。
2番人気の支持を集めたが、レース前の返し馬の段階から
テンションが高く、腹帯を締め直すほど興奮していたことがレースにも影響。それでも岡田繁幸オーナーは前を向く。「川崎に籍を置いたまま来春のクラシックを目指すつもり。復帰戦は
弥生賞(3月9日・中山、芝2000m)を考えている」。同じく地方馬として中央で奮闘した
コスモバルクが04年に制した一戦で仕切り直して、再びGI獲りを狙う。
提供:デイリースポーツ