帰厩後は坂路馬場での追い切りを中心に調整されてきた
キズナ(栗東・
佐々木晶三厩舎)。今朝は
武豊騎手が跨って、Cコースで追い切るという内容だった。
坂路馬場のキャンターは山田誠二調教助手が跨り、Cコースの地下馬道で
武豊騎手に乗り替わり。田重田静男厩務員が引っ張って、馬場入りする様子は非常に落ち着いていた。その雰囲気のまま、キャンターに入り、ゆったりとしたフットワークで向正面に入ったが、見た目と時計のギャップがすごい。とても、1F13秒台も出ているように見えなかったが、実際には出ている。最後は軽く仕掛けてフィニッシュだが、時計は6F78.8〜5F64.4〜4F50.8〜3F37.4〜1F11.8秒。素晴らしい動きだったが、本当にこの馬のフットワークを見ているとワクワクする。(取材・写真:井内利彰)