ダービー卿CTを制し、1年半ぶりに勝利の美酒に酔った
カレンブラックヒル。3歳秋の
毎日王冠では
ジャスタウェイ以下を退けた実力馬が見事に復活。今では立場が逆転したラ
イバルに挑戦状を叩きつける。前走から間隔があいているものの、中間は調整は入念。1週前追い切りは栗東坂路で4F51秒5-12秒5(一杯)をマークし、またがった秋山も「前半を速くして負荷をかけた。もともとケイコは動く馬ではあるが、いい動きだった」と満足げな表情を見せる。「調教と実戦が結びつく馬で、昨年のこのレースは調教でも動かなかった。体調がいいので楽しみ」。
NHKマイルC以来のGI制覇へ、態勢は整った。
2度目のGI制覇を狙う
トーセンラー。予定していた
京王杯SCは直前で回避となったが、軽度の挫石で心配はなさそう。栗東CWの1週前追い切りでは6F80秒5-11秒8(一杯)と好タイムをマーク。併走馬をあっさり抜き去ると、最後まで重心を低く保ち豪快な伸びを披露した。昨年の
マイルCSをはじめ、京都に実績が集中している点は気になるが、「(東京に実績がないのは)まだ力をつける前の話。京都よりは割引だと思うけど、成長力に期待している」と藤原英師は前を向く。GI馬となり格段に力をつけた今なら、コース変わりも問題ない。
提供:デイリースポーツ