初夏の阪神開催の風物詩
マーメイドS。毎年重賞級の牝馬が揃う一戦だが、今年はやや小粒のメンバー構成。ここでは実績が断然の
フーラブライドが力の違いを見せ付けるか。それとも他馬がハンデを生かして初重賞を制するのか。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■6/15(日)
マーメイドS(3歳上・牝・GIII・阪神芝2000m)
フーラブライド(牝5、栗東・
木原一良厩舎)がこのメンバーでは重賞2勝と実績上位。前走は状態こそ良かったが、初の東京コースでマイル戦と、条件への対応ができなかった。今回は距離が2000mに延び、舞台も阪神に替わる。ハンデが鍵となりそうだが、ここでは力の違いを見せ付けたいところだろう。
ディアデラマドレ(牝4、栗東・角居勝彦厩舎)は、連勝して臨んだ
エリザベス女王杯ではさすがに敗れてしまったが、1000万下勝ちからの挑戦で9着なら上々の結果と言えるだろう。仕切り直して臨んだ前走の
パールSでは
トーセンソレイユの末脚に屈したもののきっちりと2着に入線。力のあるところを見せた。このメンバーなら素質上位だし、勝ち負けして賞金を加算したいところだ。
その他、近走不振も力のあるサンシャイン(牝5、栗東・
藤岡健一厩舎)、前走で復調気配を見せた
シャトーブランシュ(牝4、栗東・
高橋義忠厩舎)、休み明けを使われて仕切り直しの
ウエスタンレベッカ(牝4、栗東・崎山博樹厩舎)、
秋華賞4着の実績がある
ブリッジクライム(牝5、美浦・鈴木康弘厩舎)などもハンデ次第で上位争いだろう。発走は15時35分。