勝ちみに遅い
マジェスティハーツだが、重賞でも通用する能力は証明済み。「前走(
新潟大賞典2着)でも勝ったと思ったけどなぁ」と松永昌師は悔しさを隠せない様子だが、「折り合いもついていたし、2000m前後が合う。最後は右にもたれていたけど、右回りよりも左回りの方が競馬はしやすい。体調もいいので、何とか賞金を加算したいね」と前を向く。栗東CWで行われた1週前追い切りは6F82秒4-13秒7(馬なり)とソフトな調整だったが、気性面や臨戦過程を考えるとこれで十分。今週ビシッと追えば、きっちり態勢は整うだろう。
ハーツクライ産駒は3週連続GI勝利と絶好調。父の勢いも手伝えば重賞初制覇は夢ではない。
ダークシャドウは3年前の勝ち馬で、同コースでは
毎日王冠もV。
天皇賞・秋2着などメンバー随一の実績を誇る。前走の
中山記念からやや間隔があいたが、「状態が整わず、予定していた
大阪杯は回避。まだ絶好調時に比べると物足りないけど、徐々には良くなっています」と橋本助手。美浦Pの1週前追い切りで4F52秒6-11秒5(馬なり)とまずまずの時計は出たが、好調時と比べるとまだ迫力は物足りない。ただ、「前走の
中山記念と比べて馬場もコース形態も向くと思うので、条件は好転しますね」と言うように、全5勝を挙げる東京変わりはプラス。近走不振でも侮れない一頭だ。
提供:デイリースポーツ