NHKマイルCでは10着に敗れた
ショウナンワダチ。「前走は走り切っていない感じで、不完全燃焼の競馬になってしまった」と大竹師が言うように、直線で前が壁になり、追い出しを待たされたことが敗因。力負けと判断するのは早計だ。幸いレース後はダメージもなく、美浦Wの1週前追い切りでは5F66秒3-12秒5(強め)をマークし、豪快に伸びて併走馬に1秒先着。馬体、動きともに
パワーアップは確実だ。「ここまでは順調。ゲートの出は良くなっているので、福島へのコース変わりも問題ない」。スムーズな競馬ができれば、結果は自ずとついてくる。
連勝中と勢い十分の
ハドソンヤード。積極策が功を奏し、前走は古馬を相手に余裕しゃくしゃくの逃げ切り勝ち。「
クッカーニャ(5歳オープン)の下で、馬はすごくいい」と西園師がほれ込む好素材だ。1週前追い切りは栗東坂路で4F53秒5-13秒5(馬なり)。併走馬に0秒3先着を果たし、軽快なフットワークで引き続き好調をキープしている。「初戦は馬場が悪くて前に行けなかったが、2戦目以降はいい競馬をしているからね。福島の芝1800mは合うと思う」と陣営は好勝負を期待する。
提供:デイリースポーツ