イタリアンネオが初の重賞タイトルを狙う。前走の
ニュージーランドT6着後は放牧でリフレッシュ。休み明けになるが、2週前、1週前と2週続けて美浦Wで長めから追われており、力を出せる仕上がりだ。「休み明けでもいい状態」と鈴木助手は笑顔で話す。
福島コースへの対応についても「中山で2勝目を挙げた時(
若竹賞)はまくって強い勝ち方をしたので、福島の1800mは合っていると思う」と歓迎の口ぶり。「走る方に集中できるようになってきた。成長を感じる」とここに来て気性面が大人になってきた。主戦の田辺が再び鞍上に戻るのもプラス。大駆けの条件はそろっている。
タイトル奪取へ不安はない。重賞で3着2回の実績を持つ
クラリティシチーは、前走で500万下を完勝。「スピードの違いで勝った感じだね」と上原師は振り返る。これまでで唯一、3着以内をはずした
皐月賞(8着)も、勝ち馬とはわずか0秒5差。「小回り、距離も問題ない。ハンデ55キロも妥当。楽しみ」と期待を込めた。
提供:デイリースポーツ