オープンでも堅実な走りを見せてきた
クラリティシチーが、待望の重賞初Vを目指して美浦Wで躍動した。
最終デモは僚馬
ダイワファルコン(7歳オープン)を6Fで約4馬身追走。ラスト1Fで内から馬体を並べるも、最後の追い比べでは1馬身先着を許した。ただ、相手は重賞2勝馬。動き自体は活気十分。6F84秒5-39秒5-12秒5と時計的にも上々だ。出走態勢は整っている。
「テンはゆっくり行ってしまいを伸ばす、イメージ通りのケイコができた。最後も離されずに食らいついていたし、内容としては良かった」と上原師は満足げに話す。
今回は初の福島になるが「スタート難が解消した今なら、小回りコースは大丈夫。今度も先行力を生かして頑張りたい」と期待を寄せる。
これまで8戦して[2-1-4-1]。唯一、掲示板を外した
皐月賞8着も勝ち馬に0秒5差。今メンバーでは能力は上位にランクされる。念願の重賞タイトルを奪取し、飛躍への足掛かりとする。
ミヤビジャスパーは栗東坂路で上がり重点。レースではイレ込みが鍵になるが、掛かることなく淡々と登坂した。4F55秒9-40秒6-12秒1。「初の遠征を考慮して、あまり苦しめないように調整した。追い切りではいつも掛からないが、レースに行くとイレ込む。そこは大人になってほしいね。春はクラシックに乗り損ねただけに、早めに賞金を加算させたい」と笹田師は前進を期待する。
提供:デイリースポーツ