ダコールは前走のメイSが9カ月ぶりの実戦に加え、トップハンデを背負う厳しい条件。それでも0秒2差の3着に健闘し、改めて能力の高さを証明した。「前走は休養明けで少し力んでいたが、上々の内容だった。今回はガス抜きできたし、好結果を期待したい」と中竹師。ひと叩きされた上積みは大きく、栗東坂路の1週前追い切りでは4F53秒3-12秒9(一杯)と素軽い動きで好調をアピールした。「前走後は短期放牧を挟んでリフレッシュ。体つきががっちりとして、見た目にも充実している感じ」。ここまでGIII戦に限れば、(5)(3)(2)(3)(5)(4)(4)着と堅実な足跡。流れひとつで勝機はあるはずだ。
ラブリーデイは1番人気に推された
目黒記念で0秒2差の5着に惜敗。「ハンデ差が影響したのかもしれないが、結果的に距離が少し長かった可能性も」と池江師が言うように、決して力負けではなく、適条件に戻れば即座に巻き返しが可能だ。この中間も出来は高いレベルで安定。1週前追い切りは併走馬に手応えで見劣ったものの、栗東CWで6F83秒4-12秒2(一杯)をマークし、動きや伸び脚は十分に合格点を与えられるものだった。「いい状態を保っています。
目黒記念は今回の舞台は問題ないし、そろそろ重賞を勝たせてやりたい。良馬場が理想ですね」。小回りコースも、
小倉記念2着の実績があり望むところ。秋の飛躍を誓い、まずは初重賞を奪取する。
提供:デイリースポーツ