3歳牝馬の
バウンスシャッセが果敢に古馬に挑戦する。「他馬との力関係が鍵になるが、
皐月賞では牡馬相手に諦めずに走っていましたからね。秋に向けて、いい競馬をしてほしい」と津曲助手。1週前追い切りは12日に函館Wで5F71秒5-12秒7(馬なり)。輸送の疲れはなく、元気いっぱい。牝馬らしからぬ迫力ある動きで体調はすこぶる良さそうだ。「
オークス後は山元トレセンでリフレッシュ。いい意味で状態は変わっていない」。3歳馬の挑戦は95年以来、19年ぶりのことだが、何より51キロの軽ハンデは魅力。
皐月賞でも大きく負けてはいないだけに、軽視は禁物だ。
古豪
ダークシャドウが完全復活に燃えている。今季初戦の
中山記念こそ11着に終わったが、2戦目の
エプソムCでは59キロを背負い3着に好走。7歳を迎えても衰えを感じさせないレースぶりに、「ズブさは出てきたが、ポテンシャルの低下は感じられない」と渡辺助手も笑顔を見せる。13日に行われた1週前追い切りは、霧のため計時不能ながら函館ダートで軽快な動きを披露。函館入厩後も気配の良さが際立つ。「函館は初めてだけど、札幌で洋芝は経験済み。スタートも以前に比べれば悪くはないので、小回りも大丈夫だと思う」。秋に再びGIの舞台へ立つためにも、賞金加算が至上命題だ。
提供:デイリースポーツ