狙い澄ました一戦でVをつかむ。
サトノギャラントにとって、今回は重賞初制覇のチャンス。千島助手は「前走後は条件のいい、ここを目標に調整してきた。左回りのマイル戦はベスト。中京コースも合うと思うよ」と意欲をのぞかせる。
末脚の切れ味は一級品だ。2着だった前走の
谷川岳Sではメンバー最速タイの上がり3F32秒3を記録した。「最後はすごい脚を使ってくれた」と同助手は振り返る。敗れはしたものの、
母スティンガー譲りの鬼脚を披露。決め手が要求される今の中京では大きな武器となる。
約3か月ぶりの実戦となるが、不安は感じられない。「1週前追い切りではいい動きをしていたし、騎乗した
ヒロシ(北村宏)も好感触を得ていた。追うごとに調子は上向き」と手応えをつかむ。調整面に抜かりはない。
今回の結果次第ではあるが、今後は
関屋記念(8月17日・新潟、芝1600m)へ転戦してサマーマイルシリーズのチャンピオンを目指す予定だ。同シリーズの最終戦・
京成杯AH(9月14日・新潟、芝1600m)も新潟で開催。全レースが[5-2-0-3]と得意としている左回り。シリーズ制覇へ向けて好スタートを切りたい。
提供:デイリースポーツ