待望の重賞Vを狙う
ダコールが元気いっぱいの姿を披露した。追い切りに向かう松山に「状態がいいので一杯に追ってほしい」と中竹師がハードトレを指示した。馬場開場から50分を経過し、かなり荒れた栗東坂路だったが、序盤から弾むように駆け上がると、手綱をしごかれたラスト1Fを13秒3で踏ん張った。全体時計4F52秒4(3F38秒7)も、時間帯と単走だったことを思えば上々のものだ。
初めてまたがった松山は「乗りやすいし、動きも確か。与えていただいたこのチャンスを何とか生かしたいですね」と力を込めた。指揮官も「注文通りにうまくやってくれました。この馬らしいバネを感じさせるフットワークで、タイム的にも十分でしょう」と満足そう。今回が11回目の重賞挑戦。昨年の
小倉記念は0秒4差4着。「小倉の野芝が合うので勝負になる、と思っています」と期待を膨らませている。
七夕賞2着の
ニューダイナスティは、栗東坂路で一杯に追われて4F52秒7-38秒3-12秒5の好タイム。日迫助手は「動きは良かったし、好調をキープしている」と順調ぶりをアピール。「結果は良かったが、前回は行きっぷりが良くなかったので、今回はメンコを外す。今の小倉は行けないと苦しいからね」と先行策を示唆した。
提供:デイリースポーツ