1番人気の
CBC賞で5着に敗れた
ベルカントが、汚名返上へと虎視たんたんだ。
栗東坂路での最終リハは、5馬身先行する僚馬
マッキーコバルト(8歳1600万下)を追走。ラスト1Fで馬体を並べると、あとは独走状態。かなり荒れた馬場で楽々と4F51秒7-37秒6-12秒5をマークした。
初コンビの藤岡佑は「(前走までの主戦)
武豊さんはじめ、スタッフが一生懸命に調整してきた馬って、感じがしました」と“チーム”をたたえ、「思ったよりも乗りやすく、いいコンタクトを取れました。道中も掛かり気味ではなく、ただ速いだけの馬とは違いますね」と予想外の操作性の良さに喜んだ。
4コーナーから直線にかけて、勢い余ってよれる癖があり、その矯正が最優先課題となる。角田師は藤岡佑に1週前は併走馬の内から抜け出すように注文し、この日は「逆に外からかわす調教」を指示した。今回は「ハナにはこだわらず好位付けを」と作戦を伝授する予定だ。前走の雪辱を果たし、再びGIの舞台へと夢をつなぐ。
提供:デイリースポーツ