ハープスターの左前脚から蹄鉄が吹っ飛んだ。札幌芝コース。2周目の残り約100m地点。前を行く
ウェーブゴールド(3歳500万下)、
スギノピクシー(3歳未勝利)を猛追中の出来事だった。
実質的には単走追いで6F80秒1-36秒4-11秒1をマーク。「目標がいないと走る気を起こさない」(松田博師)ため、道中は先行2頭を5馬身ほど追走。そこからグングン加速し、ラスト1Fは持ち前の切れ味を発揮した。
松田博師は「雨が降ったからダートではなく芝に入れた。落鉄した? もともと爪が薄くて外れやすい馬だから問題ない。普通に順調にきているし、元気が出てきたと思う」と及第点を与えた。
ただ、微妙なもやもや感は残る。2着に終わった
オークスでは左前脚の蹄鉄が外れかけた。左前脚の蹄鉄が外れやすいのは、少なくともいい材料とはいえないだろう。
「能力的に古馬に劣るとは思わない。相手が強いのは分かっているが、3歳牝馬で斤量は有利。コースどうの言われても、こなさない限り勝てない。結果はどうあれ、ファンが(
凱旋門賞で)応援したくなるようなレースを見せたい」と指揮官は力を込めた。
提供:デイリースポーツ