9日、
水沢競馬場で行われた
トウケイニセイ記念(4歳上、ダート1600m、1着賞金400万円)は、
菅原勲騎手騎乗の1番人気
タイキシェンロン(牡8、岩手・
佐々木由則厩舎)がスタートで後手を踏み、道中は後方待機となるも徐々に進出。4角で先頭に並びかけると、直線では後方から追い込んできた3番人気
マツリダパレスをハナ差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分40秒6(不良)。さらに1馬身差の3着には、2番人気
エアウィードが入った。
勝った
タイキシェンロンは、
父Fly So Free、
母Princesse Niner(
その父フォーティナイナー)という血統。01年9月に美浦・
高橋祥泰厩舎からデビューするも3戦して結果が出ず、02年に上山、兵庫と転籍を重ねながら10連勝を飾った。03年秋に岩手競馬に移籍し、その年の
早池峰賞で重賞初制覇。翌04年には重賞3勝を挙げた。05年に入っても、
シアンモア記念を連覇、前々走の
早池峰賞を制すなど重賞2勝を挙げたが、大晦日に行われた前走の
桐花賞では1番人気に推されたものの、今回も接戦を演じた
マツリダパレスの3着に敗れていた。通算38戦22勝(うち中央3戦0勝、重賞7勝)。