10日、札幌競馬場で行われたフレッシュチャレンジ2歳(ダート1700m、1着賞金200万円)で、
千葉津代士騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝100円)
インパーフェクト(牡2、北海道・田部和則厩舎)が終始先頭でレースを進めると、直線ではさらに後続を突き放し、2着の6番人気
ムクランマに2.7秒差をつける大差勝ちを収めた。勝ちタイムは1分51秒4(良)。本馬の勝利が06年新種牡馬
ナリタトップロード産駒の初勝利となった。
勝った
インパーフェクトは
父ナリタトップロード、
母ブルールミナール(
その父アイシーグルーム)という血統。4月24日の能力検定(門別、ダート800m)で49秒5の一番時計を叩き出し、デビュー前から注目されていた。馬主は、同じくホッカイドウ競馬所属で、14日に星・クランジ競馬場で行われる
シンガポール航空国際C(星G1・芝2000m)に出走する
コスモバルク(牡5、北海道・田部和則厩舎)などで知られる岡田美佐子氏。
新種牡馬の
ナリタトップロードは、
父サッカーボーイ、
母フローラルマジック(
その父Affirmed)という血統。99年
菊花賞(GI)、01、02年の
阪神大賞典(GII)を連覇するなど30戦8勝(重賞7勝)という成績で引退し、03年から社台スタリオン
ステーションで種牡馬として繋養されていたが、05年11月に膀胱結石に由来する急性心不全のために死亡した。初年度は131頭に種付けし、102頭の産駒が誕生していた。