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英の名牝スノーフェアリーが現役引退、愛で繁殖入り

  • 2013年07月17日(水) 16時25分
 2010、2011年のエリザベス女王杯を含む世界4カ国でGI・6勝を挙げたイギリスの名牝スノーフェアリー(牝6)の現役引退が決まった。

 同馬は昨年9月の愛チャンピオンS(1着)後、戦列を離れていたが、復帰に向けて調整されていた現地時間16日早朝の調教後、2年前にも患った左前脚屈腱炎を再発。同日午後、管理するE・ダンロップ調教師が現地メディアに対し発表した。

「この馬に携わってくれたすべての方々に感謝したい。繁殖牝馬としても素晴らしい成功をすることを祈っています」とダンロップ調教師。

 今後はアイルランドでの繁殖入りが予定され、来年度の交配相手はイルシーヴピンパーネルとなる見込み。

 1歳時のセリでは1800ユーロでも買い手が付かなかったが、そこから世界的ヒロインにまで上り詰め、スノーフェアリーは多くの人々の心を掴んだ。現役牝馬としてはもっとも高いレーティングを誇る、誰もが認める最強牝馬でもあった。(取材・写真:沢田康文)

【プロフィール】
スノーフェアリー(牝6)
騎手:R.ムーア
厩舎:E.ダンロップ(英)
父:Intikhab
母:Woodland Dream
母父:Charnwood Forest
馬主:アナモイン社
生産者:Windflower Overseas Holdings Inc.
通算成績:21戦8勝(重賞6勝)
主な勝ち鞍:2010・11年エリザベス女王杯(GI)、2010年英オークス(GI)、愛オークス(GI)、香港C(GI)、2012年愛チャンピオンS(GI)

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