01年の
プリンシパルSを制した良血
ミスキャスト(牡7)が現役生活を引退し、9日、静内町の
アロースタッドに入厩した。種付料は現在のところ未定。
同馬は、
父サンデーサイレンス、母は94年
安田記念、
マイルCS(ともにGI)など重賞6勝した
ノースフライト(
その父トニービン)という血統。01年2月に栗東・加藤敬二厩舎からデビュー。3歳新馬(京都・芝1600m)を快勝し、キャリア1戦で挑んだ
弥生賞(GII)で
アグネスタキオンの3着、続く
皐月賞(GI)も6着に入るなど高い素質を垣間見せた。
日本ダービー(GI)を目指して臨んだダービー
トライアルの
プリンシパルS(OP)に優勝するも、骨折が判明し半年以上の休養。復帰した02年は不本意な成績だったが、03年は条件戦で3勝をマークし、04年
福島記念(GIII)で2着するなど奮闘。将来を嘱望されたが、不治の病ともいわれる蹄葉炎を発症し、度重なる脚部不安に大成を阻まれた形となった。現役最後のレースは04年
鳴尾記念(GIII-10着)。通算成績24戦5勝。