93年
菊花賞(GI)など現役時にGI・3勝を挙げた
ビワハヤヒデ(牡16)が種牡馬を引退し、門別町・日西牧場で余生を過ごすことになった。
ビワハヤヒデは、
父シャルード、
母パシフィカス(
その父Northern Dancer)という血統で、半弟に94年クラシック3冠を達成した
ナリタブライアン(
父ブライアンズタイム)、98年ラジオたんぱ賞(GIII)を制した
ビワタケヒデ(
父ブライアンズタイム)などがいる。92年9月に栗東・浜田光正厩舎からデビューし、同年デイリー杯3歳S(GII)で重賞初制覇。翌年の
皐月賞、
日本ダービー(共にGI)は2着に惜敗したが、
菊花賞を快勝してGI初制覇を決めた。94年には
天皇賞・春、
宝塚記念(共にGI)を連勝し、同年の
天皇賞・秋(GI-5着)を最後に現役を引退した。通算成績16戦10勝(重賞7勝)。
95年から種牡馬入りしたが配合数に恵まれず、03年以降は産駒が誕生していない。主な産駒には、
サンエムエックス(
日経新春杯・GII-2着)、
テンエイウイング(
中山牝馬S・GIII-2着)、
シアトルリーダー(
阪神スプリングJ・JGII-2着)がいるが、重賞馬は輩出できなかった。また、半弟の
ナリタブライアンは98年9月に腸ねん転のため死亡、
ビワタケヒデは05年7月に種牡馬を引退している。