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アドマイヤドンが種付けを開始

  • 2006年04月04日(火) 20時40分
 腸ねん転のために2月8日に社台ホースクリニックで緊急手術を受けたアドマイヤドン(牡7)が順調に回復。4月1日、社台スタリオンステーションで種付けを開始した。朝日杯FS(GI)の他、JBCクラシック(交流GI)3連覇など7つのGIタイトルとともにスタッドインを果たした同馬に期待する声は高く、現役引退が報じられると種付け希望者が殺到していた。今後、しばらくは、馬に負担をかけないように1日2頭前後の種付に抑えるという。

 アドマイヤドン父ティンバーカントリー、母は桜花賞オークス(共にGI)を制したベガ(その父トニービン)という血統。半兄にアドマイヤベガ(99年日本ダービー-GI、父サンデーサイレンス)、アドマイヤボス(00年セントライト記念-GII、父サンデーサイレンス)がいる。01年10月のデビューから無傷の3連勝で朝日杯FSを制覇。01年のJRA最優秀2歳牡馬に輝いた。その後は勝ち切れないレースが続いたが、ダート路線に転向後、02年JBCクラシック、03年南部杯(交流GI)、JBCクラシックで優勝。03年のJRA最優秀ダート馬、NARグランプリ特別表彰馬に選出された。04年もフェブラリーS(GI)を始め、帝王賞(交流GI)、JBCクラシックをレコードタイムで優勝。国内では史上初となる同一GI・3連覇の快挙を達成した。その後は再び芝のレースに出走するも惨敗が続き、05年5月のかしわ記念(交流GI)4着が最後のレースとなった。通算成績25戦10勝(うち地方7戦5勝、海外1戦0勝、重賞8勝)。

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