97年の
羽田盃(南関東G1)優勝馬で、現在は日高町の谷川畜産で余生を送っている
キャニオンロマン(牡12)が道営ホッカイドウ競馬で復帰することが明らかになった。所有者である谷川牧場が明らかにしたもので、ヒーロー不在で売上減に悩む道営競馬を活性化しようというもの。所属厩舎はかつて
オースミダイナーを12歳で重賞ウイナーにした北海道・若松平厩舎を予定している。
キャニオンロマンは、
父ブレイヴェストローマン、
母ミスファピー(
その父Fappiano)という血統。96年に大井・飯野貞次厩舎からデビューし、無傷の5連勝で
羽田盃を圧勝したが、翌日に骨折が判明。1年8ヶ月ぶりとなった、98年
東京大賞典(交流GI)では10着に敗退。00年以降は大井競馬とホッカイドウ競馬への移籍を繰り返しながら4勝を挙げ、04年7月22日の星雲賞(旭川・ダート1600m)3着を最後に現役を引退していた。通産成績は20戦10勝(重賞4勝)。