9月3日、マルセリーナが栗東へ帰厩しました。ひさしぶりに再会したマルちゃんがまるまるとパワーアップしているのは一目瞭然でした。
「札幌へ入ったときは今よりもう少し丸かったけれど、後半の汗をかく時間帯に運動するようにしていたら少し減ったよ。成長分もあるし、ローズSはプラス20キロくらいの出走になるかも」と担当の大當助手。
とくにトモが立派になりました。パンッと張りがあるまるまるとしたお尻からも、この夏をいかに順調に過ごせたかが伝わってきます。
今週は福永騎手を背に1週前追い切りを行いました。時計は84.9-68.3-53.5-39.6-12.5。週末にもう1本速めの時計を出し、来週のレースに備えます。
「福永騎手には『大人しいね。いつもこんなに大人しいの?』と聞かれたよ」と大當助手。無意識にやんちゃなレーヴディソールと比べているのかもしれませんね。
友道厩舎のまわりをずいぶんノソノソと歩く馬がいるなぁ〜と思ったら、なんと良血のハワイアンソルト。西園厩舎のシゲルスダチも結構白いほうだと思いますが、比べるとハワイアンソルトのほうが白いように思います。クロフネの血が出ているのでしょうか?雰囲気も落ち着いていて…いや、ずいぶんのんびりしているようです。父は比較的チャカチャカと元気がいいタイプが多いディープインパクトですが…このあたりも穏やかな性格の持ち主であるクロフネの血の影響?
「ほんと、ディープの仔にしてはのんびりした気性ですよね。500キロ以上の大型馬というところも似ていない。」と友道師。
このモッサリ感はいつ抜けてくるのでしょうか…?「能力はあるけれど、こういう気性だし無理はさせたくない。4週目の芝1800m戦の予定ですが、今後もピリッとしてこなければもう少し時間がかかるかもしれませんね」
続いて、ヤマニンファビュルの2009(牡馬)をご紹介。今日、千田厩舎へ入ってきたばかりですが、妙に落ち着いたところがあって"新顔"らしからぬ雰囲気です。
父はシンボリクリスエス、母のヤマニンファビュルはスピードが持ち味の大型牝馬。祖母はマダニナという外国産馬で準オープンまでいきました。
「実はマダニナは池江泰郎厩舎の管理馬で自分も担当していたんですよ。良血らしいインのある馬でしたよ」と、おばあちゃんとあわせて担当することになった市川厩務員は懐かしそうに話していました。
あごがぐっと張っていて、古馬のような頼もしい顔つき。あごの張りがいい馬はカイバ食いもいい、と言われていますが、彼もその格言どおりにかなり食欲は旺盛でした。体は全体的にプリッと丸さがありますが「血統的にも距離には融通がきくはず。楽しみです」と市川厩務員は期待を寄せていましたよ。
最後に今週の京成杯AH、レインボーペガサスが楽しみ!
「前走は優勝したけれど夏負けもしていた。でも、今回はそういった不安材料がない。斤量は結構見込まれたけれど、状態はいいですよ」(門田助手)
今週のWIN5は8億キャリーオーバー争奪戦!わたしたちもこのWIN5で勝って、この夏を笑顔で締めくくりましょう。