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「あんな馬、こんな馬」第1回

  • 2011年10月05日(水) 18時00分
【今月の参加ジョッキー】
・国分優作騎手、川須栄彦騎手、高倉稜騎手

■ディープインパクトのイメージは“ペガサス”

優作 引退した馬でも現役馬でもいいんだけど、乗ってみたいなぁって思う馬ってなに?

川須 僕はディープインパクトです! 騎手を目指すきっかけになった馬っていうか、僕が初めて知った競走馬なので。そのころは競馬のことをほとんど知らなかったから、ただ単に強いなぁって思うくらいだったんですけど、この世界に入って改めて、あの馬のスゴさがわかりました。

川須騎手の乗りたい馬は断然ディープインパクト!

高倉 僕も観てた。強かったよね~。でも僕が乗ってみたいのはサイレンススズカ。ああいう個性的な馬に乗ってみたいな。

優作 たしかにディープインパクトは、どんな動きをするのかな…って思うよね。“跳ぶ”っていうのがどういう感覚なのか、いつか俺も知りたい。

川須 跳んでる感覚…全然わかんない(笑)。

高倉 さぞかし気持ちいいんだろうなぁ~。

川須 羽根がついているようなアレなんじゃない?

高倉 なんだよ、アレって(笑)。ちゃんと説明しなよ!

川須 だからぁ、イラストとかで見るアレ…あ! ペガサスみたいな。

高倉 もういいや(笑)。優作先輩は?

優作 俺はアパパネに乗ってみたい! 調教では乗ったことあるんだけどね。

川須 僕は馬っていうより、東京競馬場で直線一気を決めてみたい! ディープスカイのダービーみたいな。ああいう競馬に憧れます。

優作 ウオッカも名馬だと思う。いろんなジョッキーが乗って、その都度、強い競馬をしたっていうあたりがすごい馬だなって。

高倉 やっぱり、名前が出るのは芝の馬ばかりですね。僕はあえてカネヒキリ。めちゃくちゃ強かったイメージがあります。はい、次、川須。

高倉騎手は砂のディープと言われたカネヒキリ

川須 ん〜、どの馬かなぁ…迷いますね。

優作 川須は馬が好きで騎手になったんだよね?

川須 はい、馬は大好きです。でも、競馬学校に入るまでは、それほど興味が合ったわけじゃないんです。この世界に入ってからですね。

■しゃべるGI馬と、ちょっと変わった“カワス号”

川須 馬って、変わってるっていうか、言うことを聞いてくれない馬がたくさんいますよね。立ち上がる、尻っぱねする、立ち止まる…とか。

優作 馬房にいるときとか、思いっ切り噛み付いてくる馬とかいるよね。

川須 います、います! 普段はおとなしいのに、馬房に入った途端に凶暴になるヤうツ。

優作 馬房でキャンターしてる馬もいたよ。狭いところで一生懸命やってた(笑)。あと、ヘンな馬といえば、調教中にしゃべってるGI馬がいた。

優作騎手は、しゃべるGI馬に遭遇!?

高倉 しゃべる!? GI馬ですか?

優作 そう、ピンクカメオ。なんかねぇ、モゴモゴモゴモゴずっとしゃべってるんだよ。あんな馬は見たことないね。なんなんだろうなぁ、いまだにわからない。退屈だったのかな(笑)。

高倉 ヘンな性格とか癖を持った馬といえば、そうだな…“カワス”かな。

川須 えっ…。

優作 それ、“人”だから(笑)。

高倉 あ、“人”ですね(笑)。

川須 なんだよ、も〜。

優作 ちなみに、カワス号はどのあたりが変わってるの?

高倉 天然ですね、完全に。たまにイラッとします(笑)。デビュー当時、ゲートでアブミを履けずに落馬して、馬と一緒に走ってたり(笑)。

優作 そうなんだ(笑)。

高倉 この前、『目に一味唐辛子、入れてもいい?』って聞いたら、普通に『いいよ』って言って、上を向くんです。上からひと振りしたら、めっちゃもがいてたけど(笑)。

優作 あのさぁ、それって『いいよ』って言うほうもおかしいけど、それ以前に、『入れてもいい?』って聞くほうがおかしくない?

元祖「キシュトーーク」のレギュラー陣、国分恭介、国分優作、松山弘平、川須栄彦、高倉稜を中心に、栗東・美浦・地方からも幅広く、これからの競馬界を担うU25の若手ジョッキーたちが登場します!

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