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全体的に大きくなったレーヴディソール

  • 2011年10月06日(木) 18時00分
 10月5日、レーヴディソールが栗東トレセンへ帰ってきました。栗東での調教再開初日にあたる6日はポリトラックコースでキャンター1周を消化。ひさびさのトレセンということもあり「少々、テンションが上がっていた」(松田博師)ようです。

 馬体重は458キロでデビューし最終戦のチューリップ賞では460キロでしたが、9月末に放牧先のノーザンファーム早来で計測したときは504キロ。その後、山元トレセンを経由しましたが、その段階で498キロだったとのこと。現在はさらにもう少し減っていることでしょう。
レーヴディソール

「背ものびたし大きくなっている。成長分もあるから、このくらいの数字になるだろう」と松田師。全体的にそんな太め感もないですし、ひじょうにキビキビと歩いていました。

「もともとそれほど(追い切りの)本数をやらなくても仕上がりやすいタイプ」(松田師)ですから、目標であるエリザベス女王杯にはじゅうぶん間に合うでしょう。

 続いて先週、入厩したジョワドヴィーヴルの続報です。先週は脚ならしのキャンターをこなしていましたが、5日にはじめてEコース入り。10月1日に入厩したストレートラブと一緒にゲートの練習を始めました。
ジョワドヴィーヴル

 ゲート練習初日はゲートの後ろのあたりを周回したり、ゲートの中で駐立させるという練習からスタート。たまたまこの日、他厩舎がゲートの中で大人しくできない馬を縛りつけるトレーニングをしていたのですが、それを見たこともありジョワドヴィーヴルは少々テンションが上がったようです。翌6日の馬場入り前の運動では少々気持ちが高揚しているような顔つきでした。

「今では全然違うけれど、ブエナビスタも入厩したてのころは走りたくて仕方ないタイプだった。そういう点は似ているな。全休日明けの火曜日やいまのように初めてゲート練習した後は決してのんびりはしていない」(松田師)

 入厩直後も周囲をキョロキョロと見渡していましたが、その仕草は変わらず見せています。わりといろんなことを気にする好奇心旺盛なタイプなのかもしれませんね。

 一方、ストレートラブはすでに厩舎に長く滞在しているかのように落ち着いています。体はそれほど大きくないんですが、そのような雰囲気なのでとても大人びて見えます。しばらくはこの2頭で一緒に調教を重ねていくことでしょう。なお、2頭とも翌日のゲート練習は前扉を閉めてのゲートインでしたが、特に問題なく発馬していました。調教過程はとても順調です。
ストレートラブ

 来週は秋華賞。ひそかに期待しているのはアドマイヤセプター。9月25日、500万下の十勝岳特別では2番手でレースを進め、横綱相撲で勝ち上がりました。そもそもパンとすれば重賞でもじゅうぶん戦える器です。「まだまだ本格化するのは先」(込山助手)と厩舎サイドは控えめですが、いやいや、抽選を潜り抜けれたならぜひ狙いたい1頭です。春はチャカチャカと子供っぽい面を見せていたセプターですが、いまは精神的にも落ち着いているようでそれが顔に出ていていい雰囲気です。もちろん、この秋も楽しみですがじっくりその成長を見守っていきたいと改めて思いました。
アドマイヤセプター

 マルセリーナとエリンコートのレポートは競馬総合チャンネルの秋華賞特集ページをご覧ください。

デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)

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