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モンドシャルナの可愛さは秀逸

  • 2014年01月23日(木) 18時00分


◆モンドシャルナ、今週の若駒Sは「落としたくないレース」

 可愛らしくて強い馬というのは、いそうでなかなかいないんですよね。古くはアパパネのような、めちゃめちゃ可愛らしいのに強い馬もいましたが。そう滅多には巡り合えない。

 成績がよくなりだすと美人に見えたり、威厳が出てきたりというのはありますが…。“可愛い”というのは、どこかしら“優しさ”も兼ね備えているようにも感じますし。レースを戦う競走馬にとって“優しさ”ってあまり必要なものではないですし。とにかく、なかなかすべてを併せ持つ馬はいないのであります。

 しかし、今年のクラシック戦線はめちゃめちゃ可愛いのに強いスターホースが誕生するかも!?見つけてしまいました。モンドシャルナ。先日、厩舎で見せていただく機会に恵まれたのですが。こんなに可愛いとは思わなかった!びっくり!!運動中に見かけるモンドシャルナにはまったくもって可愛らしさなど見当たらないのですが。馬房にいるときは、目がくりくりキラキラしていて、人懐こいしホントにかわいい!!このギャップには正直驚きました。

トレセン密着

モンドシャルナ


 モンドシャルナは今週、若駒ステークスに出走します。成長のスピードは少しゆっくりしているようで「まだまだ良化途上」(松田助手)とのことですが。「体はやわらかく、いいバネをしている。最近は落ち着きも出てきているし、いい雰囲気」(松田助手)なのだそうです。

「クラシックを優位に戦うためにも、ここは落としたくないレース。前走より体も締まっており状態はいいですよ。」(松田助手)

 可愛いという点では、シゲルスダチも負けてはいないのですが…。やっぱり、若い子のそれとは違う魅力になってきているなぁ、と感じます。スダチは気持ちが若いので同世代の馬たちより若々しく見えますが、それでもレース戦法は固まってきたりと彼なりに大人になっています。最近のスダチは、少年の心を持つ大人…みたいなかんじかな。

 先週、栗東に戻ってきた直後から坂路を元気に駆け上がっていたスダチ。その元気のよさは今週も引き続いており、「火曜日から馬ごみも気にせず坂路を元気よく駆けていましたよ」(渡邊助手)とのこと。火曜の段階で、途中14.1のラップを刻んでいたのは元気が有り余っていたせいだったんですね…(苦笑)。

 ひじょうに動きが軽いのは、あいかわらず。水曜の追い切りでしっかり動いたあとも、特に疲れた様子も見せていないそうです。

 この調子なら、復帰はそう遠い日ではなさそうですね。

トレセン密着

シゲルスダチ

デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)

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