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【今月の喜怒哀楽】『ドバイでのリアルスティール 客観的な目で見届けたい』

  • 2016年03月22日(火) 18時01分
祐言実行

▲リアルスティールのドバイ遠征は乗替りに、心境を明かす


結果が問われる時代だと痛感した


 今週の土曜日、リアルスティールがドバイターフ(GI・芝1800m)に出走する。

 鞍上はライアン。いつ乗り替わりを命じられても仕方がない時代だけに、ずっと覚悟はしていたが、正直、ドバイまでは…という淡い期待もあった。しかし、今年初戦の中山記念も3着に敗れ、思えば1年前の共同通信杯から勝っていない。そして、いまや比べられる相手は世界レベルのジョッキーだ。もちろん落胆もあるが、現実を素直に受け止めるしかない。

 1頭の馬に乗り続けられる保証がないのは、どのジョッキーにも言えること。今となっては、乗り替わりがないほうがレアケースだ。GIを目指すとき、以前なら“一度叩いて本番へ”というのが既定路線だったが、もはやジョッキーとしてそういった概念は捨てるべきなのかもしれない。

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祐言実行 / 福永祐一
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祐言実行とは
2013年にJRA賞最多勝利騎手に輝き、日本競馬界を牽引する福永祐一。まだまだ戦の途中ではあるが、有言実行を体現してきた彼には語り継ぐべきことがある。ジョッキー目線のレース回顧『ユーイチの眼』や『今月の喜怒哀楽』『ユーザー質問』など、盛りだくさんの内容をお届け。

1976年12月9日、滋賀県生まれ。1996年に北橋修二厩舎からデビュー。初日に2連勝を飾り、JRA賞最多勝利新人騎手に輝く。1999年、プリモディーネの桜花賞でGI初勝利。2005年、シーザリオで日米オークス優勝。2013年、JRA賞最多勝利騎手、最多賞金獲得騎手、初代MVJを獲得。2014年のドバイDFをジャスタウェイで優勝。

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