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【今月の喜怒哀楽】『いざスプリンターズSへ 前哨戦の“逃げ”に込めた思い』

  • 2016年09月27日(火) 18時01分
祐言実行

▲春のスプリント王・ビッグアーサーでセントウルSを勝利。あの逃げの真相とは


セントウルSを勝つためだけに逃げたのではない


 先日のセントウルSの競馬について、「なぜ逃げたのですか?」という質問が多数届いた。

 もちろん、自分のスタート次第、相手の出方次第という不確定要素は多分にあったが、レース前から6、7割くらいは逃げる腹づもりでいた。しかし、その理由について、今ここですべてを明かすことはできない。セントウルSに込めた思いは、スプリンターズSのレース回顧のときに改めて書きたいと思う。

 前哨戦とはいえ、「ここは負けてもいい」という思いはなかった。ただ、目の前のセントウルSを勝つためだけに逃げたのではないことは確かだ。

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祐言実行 / 福永祐一
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祐言実行とは
2013年にJRA賞最多勝利騎手に輝き、日本競馬界を牽引する福永祐一。まだまだ戦の途中ではあるが、有言実行を体現してきた彼には語り継ぐべきことがある。ジョッキー目線のレース回顧『ユーイチの眼』や『今月の喜怒哀楽』『ユーザー質問』など、盛りだくさんの内容をお届け。

1976年12月9日、滋賀県生まれ。1996年に北橋修二厩舎からデビュー。初日に2連勝を飾り、JRA賞最多勝利新人騎手に輝く。1999年、プリモディーネの桜花賞でGI初勝利。2005年、シーザリオで日米オークス優勝。2013年、JRA賞最多勝利騎手、最多賞金獲得騎手、初代MVJを獲得。2014年のドバイDFをジャスタウェイで優勝。

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