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【ユーイチの眼】スプリンターズS・凱旋門賞のレース回顧

  • 2016年10月04日(火) 18時01分
祐言実行

▲スプリンターズSはレッドファルクスが勝利、福永騎手のビッグアーサーは12着に敗れた(撮影:下野雄規)


馬にケガをさせる恐れのある騎乗をしてしまった


 スプリンターズSは、なんとも不甲斐ない結果となってしまった。関係者のみなさん、応援してくれたファンのみなさんには、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

 1枠が当たった時点で、正直「これは難しい競馬になったな…」と思ったが、結果、考えうる限りの一番最悪なパターンになってしまった。

 自分自身、一番最低だと思ったのは、直線で馬にケガをさせる恐れのある騎乗をしてしまったこと。内にスペースができたのが視界に入り、進路を切り替えたところで馬が躓いてしまった。あれは馬にリスクを与える騎乗であり、自分の誘導ミス。結果的に、最低な選択だったと思う。

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祐言実行 / 福永祐一
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祐言実行とは
2013年にJRA賞最多勝利騎手に輝き、日本競馬界を牽引する福永祐一。まだまだ戦の途中ではあるが、有言実行を体現してきた彼には語り継ぐべきことがある。ジョッキー目線のレース回顧『ユーイチの眼』や『今月の喜怒哀楽』『ユーザー質問』など、盛りだくさんの内容をお届け。

1976年12月9日、滋賀県生まれ。1996年に北橋修二厩舎からデビュー。初日に2連勝を飾り、JRA賞最多勝利新人騎手に輝く。1999年、プリモディーネの桜花賞でGI初勝利。2005年、シーザリオで日米オークス優勝。2013年、JRA賞最多勝利騎手、最多賞金獲得騎手、初代MVJを獲得。2014年のドバイDFをジャスタウェイで優勝。

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