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【菊花賞回顧】エタリオウで惜しくも2着「ハナ差は本当にショックだった」(無料公開)

  • 2018年10月23日(火) 12時02分
ミルコ騎手最速レース回顧

▲菊花賞を制したフィエールマン(内)、ミルコ騎手のエタリオウはハナ差およばず (C)netkeiba.com


この秋、netkeibaの新サービス・スマホ競馬マガジン『週刊netkeiba』が創刊されます。それを記念して、ミルコ・デムーロ騎手の新連載がスタート!

開催終了直後にミルコ騎手がレースを振り返る「最速レース回顧」、週の半ばに最終追い切りを終えたミルコ騎手が当週のレースへの手応えを語る「今週の手応え」、マネージャーさんが素顔のミルコ騎手を激写する「ミルスタグラム(ミルスタ!)」の超豪華3本立て!

「最速レース回顧」はnetkeibaコラムでも掲載。「今週の手応え」と「ミルスタ」は『週刊netkeiba』オリジナルコンテンツとなります。ミルコ騎手の生の声を、毎週楽しみにしていただければと思います。

さて、初回はエタリオウに騎乗した菊花賞の回顧を、特別に無料でお届けします。フィエールマンとの壮絶な叩き合いの末、惜しくもハナ差2着。ミルコ騎手の率直な思いとは。さらに、連載開始を記念して、ミルコ騎手からオリジナルグッズのプレゼント提供もあります! 詳しくは文末をご覧ください。


今年は、本当に本当に悔しいレース


 Ciao Mi Chiamo ミルコです!

 今回からnetkeibaさんの方で僕のコラムを開始してもらうことになったよ。

 日曜日にはレース後すぐのレース解説を! その他にも、僕の写真を見せるミルスタグラムなども実行予定だから、ぜひチェックしてみてね。

 少しでもファンの皆さんに競馬の奥深さを知って、さらに好きになってもらえたらと思うよ。勿論、乗ったことがない人からすると、なんで? なんで? って思うこともあるだろうからね。

 さて、記念すべき第1回目は、京都競馬場で行われた菊花賞について。

 三冠レースの最後の砦と言われるレースで、距離やコース共に難しいレース。

 このレース以外で、このコースで行われるのはすごく少ないし、経験があまりできないことからも乗るのがすごく難しいレースでもあるんだ。

 京都コースは、下り坂の使い方、そして4コーナーでのポケットの使い方が非常に大事になってくる。その他にも、距離との戦いは馬と呼吸を合わせる必要性が非常に高いレースでもあるんだ。

 去年はキセキで勝たせてもらい歓喜のレースとなったけど、今年は、本当に本当に悔しいレースとなった。

ミルコ騎手最速レース回顧

▲判定写真でもこの際どさ、それだけに「本当に本当に悔しい」とミルコ騎手


 ハナ差は本当にショックだった。レース前には完璧の仕上がりに自信を持って挑んだんだけど、ペースは思ったよりも遅く、少しまくることを選択した。

 それで良いポジションをとることができて、これならと思えた。直線に入ると、このまま押し切ってくれと思ったけど、勝った馬が強かったと思う。本当に悔しい。

 運がなかったという言葉では片づけたくないし、何が足らなかったのか、自分でもう一度考えたい。

 負けるのは、本当に悲しい。でも、この悔しい気持ちを前に進めるために活かしていかないと、と思う。

 応援してくれた皆さん、そして関係者の皆さん、ごめんなさい。


【連載開始記念プレゼント】

ミルコ騎手最速レース回顧

10月14日にJRA通算900勝を達成したミルコ騎手。記念のオリジナルポーチを3名様にプレゼントいたします。サイズは縦18cm×横26cmで、デニム素材です。ご希望の方はこちらのフォームからご応募ください。(提供:ミルコ・デムーロ騎手)

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Road to No.1 世界一になる / ミルコ・デムーロ
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1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。

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