スプリンターズS(10月4日・中山芝1200m)のレース展開の鍵を握るであろう
ハクサンムーン(栗東・
西園正都厩舎)。今朝30日もいつも通り、閉門直前の坂路馬場を単走で追い切られている。
西園正都調教師は「闘志を出すための追い切りをしました」ということで、テンからスピードを出して、最後は鞍上がステッキを連打。時計は4F51.7〜3F37.5〜2F24.3〜1F12.4秒。これは昨年の
スプリンターズSの最終追い切り4F時計より2.3秒速い。もちろん馬場差もあるが、それだけ意識して攻められているということ。「最近、丸くなってきたというか、ズブさが出てきたので、追い切りでしっかり気持ちが乗るように尻を叩きました。今回は何がなんでもハナに行きます」と同師。
(取材・写真:井内利彰)