フラアンジェリコと
サクラゴスペルの7歳馬2頭が、
スプリンターズS(GI・芝1200m)に向けて最終追い切りを行った。
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フラアンジェリコ(牡7・美浦・
斎藤誠)について、斎藤調教師。
「今日の追い切りは、手前を替えてからの反応が本当に良かったですね。レース間隔は詰まっていますが、続けて使えますし、馬体は
ピカピカで状態は本当に良いです。半兄の
オレハマッテルゼも、初めての1200m(
高松宮記念)でGIを勝っていますから、ス
プリント適性もあると思います。晩成型で意外性のある血統ですから、7歳という年齢も問題ないと思います」
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サクラゴスペル(牡7・美浦・
尾関知人)について、尾関調教師。
「今日の追い切りは、最初は前の馬から離れ過ぎていましたが、楽な感じで走っていて時計的にも良かったと思います。体も特に心配なところもなく、順調に来ました。去年は夏に使い出して、良い競馬ができたら
スプリンターズSに行きたかったのですが、洋芝が合わなかったのか結果が出なかったので、無理をせずに立て直しました。賞金もありますし、今年の春先は
安田記念まで頑張ってくれましたから、今年は夏は全休して
スプリンターズSに向かうことにしました。気性的にも休み明けでもしっかり走れます。かえって休み明けの方が、高いパフォーマンスができますね。
2年前のこのレース(11着)は打倒
ロードカナロアという目標がありましたが、実力差を考えたら背伸びし過ぎたかなとも思います。
ロードカナロアも
カレンチャンも引退しましたし、あの頃の生き残りの世代として頑張りたいですね。
1、2週目の中山の馬場は時計がかかってこの馬には合いそうな感じでしたが、先週は馬場が締まって時計が速くなってきてしまいましたね。行く馬がいるので競馬がしやすい気もしますが、逆に行く馬がいることで時計が速くなってしまうと厳しくもなりそうですね。そのあたりは言っても仕方ないですし、良い状態で臨みたいです」
(取材・写真:佐々木祥恵)