比較的温かい日が続いているこの冬。今週の栗東トレーニングセンターもこの時期としては寒さを感じない朝を迎えた。
風も無く穏やかな気候となった水曜日、新馬戦をあっさり差し切って楽勝した牝馬
ジュエラーはポリトラックで最終的な速いタイムでの調整を行った。
調教後の関係者へのインタビューの内容は以下のとおり。
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ジュエラー(
藤岡健一調教師)
◎デビュー戦を振り返ってください。
直前の稽古がいい動きでしたから期待をしていました。しかし、スタートが良くなくて、比較的後ろからのレースになりましたから大丈夫かな?という感じで見ていました。でも直線に入ってからは凄い脚を使ってくれましたから、いい競馬ができたと思います。
◎その後5週、間隔が開きましたがどんな調整でしたか?
女の子で繊細なところがあって、エサを食べたり食べなかったりするところがあります。ですから少し間隔を取ってレースを使うことになるのは最初から考えていました。思ったとおり、ここまでいい状態でこれました。最初からこのレースが狙いでした。調整としては順調に来ていると思います。
◎今朝の2頭併せての調教はどうでしたか?
1頭前に置いて併せ馬で負荷をかけるということで行いました。思っていたより少し全体の時計は遅くなりましたが、並んでからはスムーズに調教ができていましたし動きは抜群だったと思います。
◎今回のレースの相手はどう見ていますか?
男の子が相手になるので、どういう競馬をしてくれるのか?と思っています。この馬自身がいい状態で行ければ十分にやれるのではないかと思います。
◎お姉さんに
ワンカラットなどがいますが、比較してどうでしょうか?
このきょうだいは4頭目ですが、それぞれお父さんの違う子たちで、体つきも性格も距離適性も違うのできょうだいという感じはあまりしないですね。体つきも違うし性格もおっとりしたのもいればピリッとしたのもいますからね。ただ、みんな能力の高い馬たちでしたから、この馬も相当能力があるのではないかと思いますよ。
◎レースに向けて一言お願いします。
春に向けてこの距離の重賞でいいレースをしてくれれば先が見えてくるのかなと思います。頑張りたいと思います。
(取材:佐藤泉)
ラジオNIKKEI